映画『いのちスケッチ』瀬木直貴監督のモットーとは

今週の東海ラジオ『小島一宏 モーニングッド』のゲストは、映画監督の瀬木直貴(写真右)。福岡県大牟田市の小さな動物園を舞台にした映画『いのちスケッチ』が11月15日全国(名古屋は名演小劇場ほかで)公開される。インタビュー初日の4日は恒例の質問から。「最近あったグッドなことは?」

「普通にいい映画?」

瀬木は「福岡の居酒屋にいたら、『いのちスケッチ』を(先行上映で)みた人(=他の客)の感想が聞こえてきたんですよ。『普通にいい映画だったよ』と言っていました。関係者じゃないところから、そういう声が聞こえてくるのはうれしいですね」と喜んだ。しかし「そのあと何を言うのかなと期待していたんですが、それで終わりました」と少し残念そう。

「やっぱり佐藤寛太」

映画の舞台、大牟田市での完成披露上映会は、短時間で満席になったという。「どんな客が多かったか」との質問に瀬木は「やっぱり主演の(劇団EXILEの)佐藤寛太君のファンが多かったですね。舞台挨拶のあった回は、客席の前から5列目ぐらいまでは(佐藤寛太と書かれた)看板を持ったファンのみなさんでした」。東京、大阪ほか全国からファンが駆け付けたようだ。

「半年前から住み込んで」

続いて、映画撮影時のことについて聞かれると、瀬木は「動物が相手なので、動物との向き合い方を習得するのに時間がかかりました。半年前から(大牟田に)住み込んで、(動物園の)飼育員体験を何度かやって、キリン舎やライオン舎の掃除からモルモットのえさの用意までやりました」。

「ささやかな処方箋になれば」

自分のスタイルについては「オールロケ、オリジナルの地域密着物語を作ることをモットーとしているので、そのためには(その土地に住み込んで)半住民になって、地元のみなさんの期待に応えるために、信頼を築くことも仕事のひとつ」と考えているということだ。そうすることで「町の魅力も課題も見えてくる。課題が見えたら、その課題に対して、映画を通して、ささやかながら処方箋を作る、そういう仕事かな」と語った。

映画『いのちスケッチ』は、夢破れて故郷に帰ってきた若者が、閉園の危機に瀕した小さな動物園で働き始めるところから物語が始まる。出演は、佐藤寛太、藤本泉ほか、風間トオル、浅田美代子、渡辺美佐子、武田鉄矢など。番組では5日以降(8日まで)も監督の瀬木直貴に話を聞く(東海ラジオ『モーニングッド』内『モーニングッドカルチャー』(午前8時40分頃から)。

小島一宏 モーニングッド

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜~金曜 7時00分~9時00分

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