鶴見川流域で外来種駆除 大学生ら70人参加

環境再生について考えるイベント「トヨタソーシャルフェス」

 環境再生について考えるイベント「トヨタソーシャルフェス」が3日、横浜市港北区の鶴見川流域で行われた。大学生ら約70人が参加し、雑草の駆除などに取り組んだ。神奈川新聞社の主催で、NPO法人「鶴見川流域ネットワーキング」の共催。

 「アクアソーシャルフェス」として2012年に始まった試みは、昨年から名称を変更して開催。「次世代の環境のために」をテーマにしている。

 この日、参加者は河川敷で在来種のオギやアシを枯らす外来種のセイタカアワダチソウを駆除。これが環境にどのような効果を与えるかを考えながら作業を進めた。

 最後に慶応大の岸由二名誉教授から、今回の活動の意義やこれからの取り組みなどについて説明を受けた。市内から参加した女性は「外来種を駆除して終わりというわけではなく、続けて見守っていくことが大切なのだと感じた」と話した。

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