多彩な市民活動 交流を深め理解 鎌倉

フェスの最後は、参加者が手をつないで合唱して交流した=鎌倉市台

 市民活動に取り組む地域住民らが交流を深める「かまくら市民活動フェスティバル」が3、4の両日、たまなわ交流センター(神奈川県鎌倉市台1丁目)で開かれた。2日間で計約300人が足を運び、多彩な活動に理解を深めた。市市民活動センターフェスティバル実行委員会の主催。

 21回目のことしは、各団体の活動を伝えるポスター展示などのほか、自治会町内会やNPO法人が一緒にまちづくりを語る初めての企画も用意。6月に市内で開催されたまちづくりに関するコンテストに出場した学生らを招き、その提案をどう生かすかを考える機会も設けられた。

 学生団体の一つ、「Ambrella」の横浜市立大4年寺田愛奈さん(23)は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて、ペットボトルとラベルを分別して捨てる「分別ごみ箱」のアイデアを紹介。製作費を募るクラウドファンディングへの協力も呼び掛けた。

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