来年の干支、制作チュー 木目込み人形でネズミの人形

ネズミの木目込み人形を作る参加者=秦野市立渋沢公民館

 木目込み人形で来年の干支(えと)を作る恒例の教室が6日、渋沢公民館(秦野市渋沢上2丁目)で始まった。今年は市民10人が参加。3回に分け、2020年の主役のネズミの人形を仕上げる。

 約20年にわたり、木目込み人形を制作している同市渋沢の鈴木八重子さん(74)が講師を務める。参加者は直径10センチほどのネズミの胴体部分の細い溝に、衣装になる鮮やかなちりめんをヘラで埋め込んだ。

 11年連続で参加しているという同市渋沢の主婦の小林三枝子さん(68)は「難しいけど、自分だけの模様を作れることが楽しい。完成したらお正月、居間に飾りたい」と笑顔で話した。

 教室は公民館が毎年主催し、好評を得ている。

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