AED即時貸し出せず 演奏会中、警告音恐れ…

 県西部で10月に発生した交通事故で、現場に居合わせた女性が近くの公共施設に自動体外式除細動器(AED)を借りに行った際、職員が収納ボックスの警告音の遮断方法を調べるのに時間を要し、迅速に貸し出せなかったことが7日までに分かった。当時、この施設では演奏会が開かれており、警告音の影響を懸念したため。人命救助を最優先させるAEDの運用徹底が自治体に求められそうだ。

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