クルマエビ出荷本格化 南島原

大きさごとに手際よくクルマエビを選別する職員=南島原市、深江町漁協車えび養殖場

 お歳暮シーズンに向けた養殖クルマエビの出荷が本格化。長崎県南島原市深江町の同町漁協車えび養殖場では、ピンピンと跳ね回る生きの良いエビを、職員らが大きさごとに仕分けて箱詰めする作業に追われている。
 漁協によると、6月に鹿児島県から稚エビ約115万匹を仕入れた。夏場の高水温の影響が心配されたが、秋口から順調に成育した。有明海の潮流の早さと潮の干満差で身が締まり、甘さとぷりっとした食感が自慢という。
 吉田幸一郎組合長(53)は「鮮度が良いので、刺し身がいちばんのお勧め。頭や尾は素揚げにして食べてほしい」と太鼓判を押した。出荷作業は来年2月中旬まで続く。
 今シーズンの水揚げは約15万トン。関西や福岡など全国の市場に卸す。贈答用は300グラム入り(15匹前後)で4500円、500グラム入り(20匹前後)で6000円、1キロ入り(40匹前後)で1万1000円。問い合わせは(電0957.65.1788)。

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