プラチナグラブ賞 チャップマンとアレナードが昨季に続いて受賞

日本時間11月9日、両リーグのプラチナグラブ賞の受賞者が発表され、アメリカン・リーグはマット・チャップマン(アスレチックス)、ナショナル・リーグはノーラン・アレナード(ロッキーズ)が選出された。プラチナグラブ賞の受賞者は、両リーグのゴールドグラブ賞各9名のなかからファン投票によって各1名が選出される。両者は高校時代のチームメイトであり、チャップマンは2年連続2度目、アレナードは3年連続3度目の受賞となった。

2017年6月にメジャーデビューを果たしたチャップマンは、メジャー1年目からハイレベルな三塁守備を披露し、フルシーズン1年目となった昨季は全選手中最高の守備防御点+29をマークしてゴールドグラブ賞、プラチナグラブ賞、フィールディング・バイブル賞、ウィルソン優秀守備選手賞(三塁手部門)、ウィルソン優秀守備選手賞(全体)と守備に関するアウォードを総なめ。今季も三塁手メジャー最高となる守備防御点+18を記録し、ゴールドグラブ賞、フィールディング・バイブル賞、ウィルソン優秀守備選手賞(三塁手部門)に続いてプラチナグラブ賞に2年連続で選出された。

一方、メジャーデビューから昨季まで6年連続でゴールドグラブ賞を受賞していたアレナードは、守備防御点ではチャップマン、ジョシュ・ドナルドソン(ブレーブス)に次ぐ三塁手メジャー3位タイとなる+8にとどまったが、7年連続でゴールドグラブ賞を受賞し、プラチナグラブ賞も3年連続で受賞。両リーグから各ポジション1名しか選ばれないフィールディング・バイブル賞とウィルソン優秀守備選手賞ではチャップマンの後塵を拝しているものの、メジャー屈指の三塁守備との評価は揺らいでいない。

ちなみに、両者はエルトロ高校時代のチームメイトであり、1991年生まれのアレナードが1993年生まれのチャップマンよりも2学年上。当時はチャップマンがアレナードの控えを務めていた。

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