任期満了に伴う海老名市長選は10日、投開票される。届け出順に、無所属新人で経営コンサルタントの氏家秀太(52)、無所属現職で5選を目指す内野優(64)、新人でNHKから国民を守る党党首の立花孝志(52)の3氏が、16年ぶりの三つどもえの戦いを展開している。
氏家氏は家庭系ごみの一部有料化を「現市政の失策の結果を市民に押し付けている」と批判、撤回を公約に掲げている。また「市政停滞の原因は多選」とし、市政刷新を訴える。
内野氏は4期16年の実績を踏まえ、「質的にもまちづくりをさらに進化させる」と強調。高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられる体制づくりや、中学校給食の実施も挙げる。
立花氏は「NHKから市民を守る」と主張し、受信料集金人の戸別訪問を禁じる条例制定や受信料未払い世帯に年5万円支給を唱える。市職員給与の倍増やごみ有料化撤回も掲げる。
2日現在の有権者数は計11万341人(男5万5416人、女5万4925人)。