手のひらサイズ風況センサー提案  佐世保高専「iha_lab」金賞 第5回学生ものづくり&アイデアコンテスト

道上さんが開発した「Windみる」

 「第5回学生ものづくり&アイデアコンテスト」が9日、長崎市油木町の市科学館であり、最高賞の金賞に「超小型風況センサー Windみる」を提案した佐世保高専5年、道上竣介さん(19)のチーム「iha_lab」が輝いた。
 亀山電機(北口功幸社長、長崎市弁天町)主催。ものづくりの楽しさを地域で分かち合い、人材育成を図るのが目的。佐世保高専、県立大、長崎総合科学大の計10チームが独創的なアイデアを持ち寄り、プレゼンテーションに臨んだ。
 Windみるは、手のひらサイズの風況センサー。スマートフォンとUSB接続すると、スマホ画面に温度、風速、風向などの気象情報が表示される仕組み。道上さんは「細かく風をセンシングする必要がある釣り客や農漁業の現場などで役立てると思う。改良を重ね、実用化したい」と喜びを語った。副賞として海外視察旅行と賞金10万円が贈られた。

 ほかの受賞チームは次の通り。
 ▽銀賞=チームSNCTech(佐世保高専)▽銅賞=佐世保高専3M(同)▽特別賞・NIB賞=Tachyon(長崎総合科学大)▽同・NCC賞=しゅがらぼ10号(同)▽同・長崎新聞社賞=チームAlfred(佐世保高専)

金賞に輝いた道上さん(左)と北口社長=長崎市科学館

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