香港を拠点とする開発企業で、関連会社がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の運営に携わるオシドリインターナショナルが、IR誘致に向けて県が実施している事業コンセプトの募集に応じることが9日、分かった。ケリー・ヤム最高経営責任者(CEO)が、長崎新聞社の取材に明らかにした。長崎IRへの参加を正式に表明したのは3事業者目。
長崎IRの候補地となっている佐世保市のハウステンボス(HTB)での事業計画について、ヤム氏は「先進技術を活用し、世界に類を見ないスマートシティーをつくりたい。再生医療の施設整備も考えている」と述べた。オシドリは長崎IRへの総投資額を4千億円と想定。ヤム氏は「多額の投資をする価値が長崎のIRにはある」と話した。
オシドリは開発や投資を手掛けており、関連会社が世界でIRに携わっているという。
長崎県は10月1日からコンセプトを募集している。各事業者から計画などを聞いた上で、来年に正式な公募を始め、秋ごろに1事業者を選定する。
長崎IRを巡っては、カジノオーストリアインターナショナルとカレントがコンセプトへの応募を表明している。
香港・オシドリ 長崎IR応募へ、投資額4千億円想定
- Published
- 2019/11/11 11:00 (JST)
- Updated
- 2020/08/11 10:53 (JST)
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