小中学生向け副教材 「ふるさと今昔ものがたり」発行 長与町制施行50周年 8校に各50冊配布

町制施行50周年を記念して長与町教委が発行した「ふるさと今昔ものがたり」

 長崎県西彼長与町教委は町制施行50周年を記念して小中学生向け副教材「ふるさと今昔ものがたり」を発行した。町内8校に各50冊配布。町の概要や50年の変遷などを紹介した「まるわかり本」で、一般の人も楽しめる内容という。
 全3章で、第1章は町の地理や歴史、町政や町議会の仕組みなど多方面から紹介。第3章は統計などの資料を掲載している。
 メインの第2章「今昔写真で見る長与町の発展」では、住民らから提供を受けるなどした約50年前の写真と、現在ほぼ同じ場所を写したものとを比較できるよう工夫した。
 役場や埋め立て前後の大村湾沿岸、長与川沿いの変化、開発により水田や畑、果樹園などが住宅地になった町づくりの変遷などが一目で分かるようになっている。
 長与今昔写真集編纂(へんさん)委員会(川口美人委員長、10人)が昨年7月から内容決めや編集などを進めてきた。A4判97ページ。600部発行。町図書館で貸し出しているほか、町内の公共施設で閲覧できる。
 町教委生涯学習課は「子どもたちが町のことを知り、もっと調べてみようと思うきっかけになれば」と話している。

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