冬本番を控え、県立城ケ島公園(三浦市三崎町城ケ島)で11日、クロマツの害虫被害を防ぐ「こも巻き」が行われた。
対象は、園内にある約1100本のうち、メイン通りや入り口周辺などの300本。一斉に作業があり、職員6人が、わらで編んだこもを根元から50センチから1メートルほどの高さに手際よく巻き付け、縄で固定した。
クロマツは、中に害虫が入り込むと枯れてしまう。こも巻きを施すことで、害虫を外気より暖かいわらの中に誘い込み、まとめて駆除することができる。
同公園では10年ほど前から行っているといい、こもは3月の啓蟄(けいちつ)のころに取り外す。