寒さの質と地域性

けさは全国的に今シーズン一番の冷え込みとなり、氷点下になった所は250地点を超えました。
東京都心でも9℃台まで気温が下がり、昼間も日陰だと肌寒く感じられます。
11月も中頃になって寒いと感じる日が増えてきましたが、「寒い」とひとくちにいっても、その質は地域によってさまざま。
同じ冬であっても、雪が多い秋田と冬晴れ続く東京とでは肌感覚は違うものです。
「気温は秋田の方が低いのに、東京の方が寒く感じる。」
そんなことを言う人もいますが、それは寒さの質が体感を左右するから。
北風と乾燥した空気でもたらされる東京の寒さは、肌に刺さるような感覚なのかもしれません。
ただ、そんな東京の寒さは、イルミネーションが灯る季節にはありがたいものです。
夜景は空気が乾燥しているほどキレイに見られますので、今週末も煌びやかに輝きそうです。

気象予報士・多胡 安那

画像について:15日の天気予報。

© 株式会社ウェザーマップ