「命を守る約束を覚えて」 火災想定し、小学校で消防訓練

小学生の前で消火活動の実演が行われた訓練=平塚市立崇善小学校

 秋の「全国火災予防運動」(15日まで)の一環で平塚市は11日、市立崇善小学校(同市浅間町)で校舎の火災を想定した消防訓練を行った。

 訓練は1階理科室から出火したという想定。火災を知らせる校内放送の後、教職員らが児童約650人を避難誘導した。防災ずきんをかぶりグラウンドに集合した児童の前で、同市消防本部の消防車が緊迫した消火活動を実演した。

 3階建て校舎の屋上に教職員が取り残されたとして、はしご車による救助作業も実施。救助を終えた消防隊員が屋上からロープを使って緊急脱出をすると、児童らは歓声を上げた。

 同市消防本部は「おさない、かけない、しゃべらないの『おかし』。命を守る約束として覚えていてほしい」と児童に呼び掛けた。

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