ブレーブスがまたブルペン補強 マーティンと2年1400万ドルで再契約

今オフに入って積極的にブルペンの補強を進めるブレーブスが、またしてもブルペンの補強に動いた。日本時間11月20日、ブレーブスは今季終了後にフリーエージェントとなったリリーフ右腕、クリス・マーティンと2年1400万ドルで再契約を結んだことを発表。今オフ、ブレーブスが契約したリリーフ投手は、ダレン・オデイ、ウィル・スミスに続いてマーティンが3人目となった。

マーティンは、今年7月のトレード・デッドラインでブレーブスが獲得した3人のリリーフ投手のうちの1人だった。マーク・マランソン、シェーン・グリーンとともにシーズン途中でブレーブスに加入したマーティンは、移籍後20試合に登板して防御率4.08をマーク。17回2/3で22個の三振を奪った一方、四球は1つしか与えなかった。地区シリーズ第1戦では、マウンドに上がったあとの投球練習中に故障し、そのままシーズン終了となった。

現在33歳のマーティンの今季の成績は、レンジャーズとブレーブスで合計58試合に登板して1勝3敗、4セーブ、18ホールド、防御率3.40。65奪三振に対して与四球はわずか5つだけであり、K/BBは13.00という驚異的な数値となった。1900年以降、50イニング以上を投げた投手のなかでK/BB13.00以上を記録したのは、マーティンのほかに、1989年と1990年のデニス・エカーズリー、2015年のエバン・スクリブナー、2016年のアンドリュー・ミラーとクレイトン・カーショウ、2017年のケンリー・ジャンセンだけである。

マーティンとの再契約により、来季のブレーブスのブルペンは、マランソン、グリーン、スミス、マーティン、オデイ、ルーク・ジャクソンと極めて充実した布陣となった。地区3連覇を目指すブレーブスにとって、この強力なブルペンは大きな武器となりそうだ。なお、今季リリーフで好成績を残したショーン・ニューカムは、ブルペンの充実に伴い、先発再転向が予定されている。

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