現在ヨーロッパの各リーグは十数試合を消化しているが、今季になって台頭し始めている選手も。
ということで今回は、『Who Scored』のここまでの試合のデータから、優秀な成績を残している5名の若手を選んでみた。
ヴィクター・オシメーン(リール)
ぺぺが抜けたリールだったが、今季また新たな才能の発掘に成功した。オシメーンはナイジェリア代表の若きストライカーである。
彼は2015年のU-17W杯で得点王に輝いた実績を持ち、昨季のベルギーリーグ、シャルルロワでの活躍が認められて、今季からリールにやってきた。
空中戦においてリーグのFWの中で優秀な成績を残しており、ここまでリーグアンで7ゴールを記録。CLでもチェルシーから得点を奪うなど、印象的な活躍を見せている。
ガエターノ・カストロヴィッリ(フィオレンティーナ)
カストロヴィッリはフィオレンティーナの新星MFである。昨季までセリエBで武者修行していたが、今季トップチームデビューした。
すると、セリエA初ゴールを含む3ゴール2アシストを記録しスタメンに定着。テクニカルな選手であり、ドリブル成功数に関しては、今のところセリエAで2番目に高い数字を残している。
ちなみに幼少期にはバレエを習っており、そこからサッカーへ転向したという少し変わった経歴の持ち主でもある。
マイロン・ボアドゥ(AZ)
ボアドゥはオランダのAZに所属する18歳のFWだ。アムステルダム出身のガーナ系で、AZのユースで育ち、アーセナルが獲得に動いたこともある逸材である。
怪我がちで長く離脱することが多かったため、これまではほとんど出場機会がなかった。それでも昨季は少ないプレー時間で初ゴールを決めるなど、才能の片鱗は見せている。
迎えた今季はエールディビジでハイペースでゴールを量産、またELでも4戦4発と当たっており、本格的にブレイクしようとしている。
デヤン・クルセフスキ(パルマ)
ここのところのセリエAの一番のサプライズは、この選手かもしれない。マケドニア系スウェーデン人のデヤン・クルセフスキはアタランタのユース出身の大型レフティだ。
昨季トップチームデビューしたアタランタではほとんど出番がなかったが、今季貸し出されているパルマでは、ここまでセリエA全試合に出場している。
2ゴール5アシストを記録し、ドリブルのスタッツなども10代のアタッカーとして十分すぎる成績を残しており、スケールは大きい。
エドゥアルド・カマヴィンガ(レンヌ)
現在、最も旬な若手がエドゥアルド・カマヴィンガだ。フランスの名門、レンヌに所属する守備的MFであり、たった17歳という若さでここまでリーグアン全試合に出場している。
PSGとのマッチでは勝利に大きく貢献し、世界中から多くの注目を集めた。守備面のスタッツはすでにリーグアン屈指であり、特にタックル成功数に関しては飛び抜けている。
現在はフランスのユース代表に選ばれているが複数の国籍(フランス、アンゴラ、DRコンゴ)を有しており、最終的にどの代表チームを選ぶのかも気になるところだ。