3x3バスケ長崎県大会 JR長崎駅で初開催 スピーディーな攻防で魅了

熱戦を繰り広げる選手たち=JR長崎駅かもめ広場

 2020年東京五輪の新種目に採用された3人制バスケットボール「3x3(スリーエックススリー)」の第1回県協会大会が17日、長崎市のJR長崎駅かもめ広場で行われ、小学生から一般まで20チーム計80人の選手がスピーディーな攻防を繰り広げた。

 大会は3人制の普及を目的に長崎県バスケットボール協会の事業部が中心となって企画。松園尚己記念財団の特別協賛を受けて開催した。

 コートは5人制のほぼ半分。1試合10分間で、21点以上を先取したチームが勝ちとなる。男女年代別にリーグ戦やトーナメント戦で競った。会場には軽快な音楽が流れ、DJが分かりやすい実況で盛り上げ、多くの来場者が見入っていた。

 9月に東京で開かれた女子国際大会のエキシビションマッチに出場した15歳以下の長崎選抜チーム男女のメンバーも参加。男子主将の西田真希(片淵中3年)は「お客さんが近くて楽しかった。来年も続けてほしい」と笑顔を見せた。11月上旬の西日本大会を勝ち抜いてU18日本選手権(30日、12月1日・東京)に出場する長崎選抜チームの谷川海斗(長崎東高3年)は「たくさんの方に応援してもらっている。優勝したい」と意気込んでいた。

 10月に中国で行われたU23ワールドカップ(W杯)で初優勝した女子日本代表の馬瓜ステファニー、山本麻衣(ともにトヨタ自動車)も来場。フリースタイルバスケットボール集団「侍ボーラーズ」のパフォーマンスもあった。

 ■U23日本代表2人 花添える 12月のWリーグPR

 3人制U23女子日本代表の馬瓜、山本(ともにトヨタ自動車)がゲストとして登場。トークやシュート対決で花を添えた。

 初優勝した10月のW杯の感想を聞かれた馬瓜は「昨年2位の雪辱を果たせて日本の実力を世界に証明できた」。MVPに輝いた山本は「みんなの支えがあったから取れた。(身長165センチだが)小さくてもできる」と語った。シュート対決では馬瓜がフリースローを5本連続で成功。山本はロングシュートを決めて観客を沸かせた。

 12月7日に佐世保市体育文化館、8日に大村市のシーハットおおむらで開くWリーグ「トヨタ自動車-シャンソン化粧品」の試合もPR。2人は「会場でお待ちしています」と呼び掛けていた。

ゲストとして来場した山本(左)と馬瓜=JR長崎駅かもめ広場

© 株式会社長崎新聞社