ジャズ、 ヒップホップ、 アメリカ民俗や人種問題などのテーマを中心に、 3,000点を超すドローイング、 1,000点以上の絵画作品を残し、 27歳の若さでこの世を去ったジャン=ミシェル・バスキア。
本書は、 バスキアのインタビューや記事、 会話の録音記録など様々な資料からおよそ200の言葉を集めた『Basquiat-isms』(2019, Princeton Univ Pr, Edited by Larry Warsh)の邦訳版となる。
1章 プロセス
バスキアの創作のモチベーションやアイディア、 そしてテクニックなど。
2章 影響を受けたものとヒーローたち
バスキアが参照したものや、 彼をアーティストとして形成したさまざまな力。
ブルックリンで育った幼少の頃から、 当初はもがきながらも瞬く間に名声を得るに至ったことまで、 ニューヨークという街での経験の記録。
4章 アート
バスキアのアートに対するユニークな視点や主張や体験、 美術界について、 そしてアーティストであることはどういうことなのか、 などに焦点を当てる。