公園の池を光で彩り、願い事を書いた短冊を飾るイベント「未来を照らす夢のカケラで光る池」が23日夜、横浜市青葉区のもえぎ野公園で開かれる。大学生の発案で昨年開かれた手づくり企画が、地域を挙げた催しに発展した。
区が主催する課題解決型の講座「みらいづくり大学」で昨年度、「地域の課題をアートの力で魅力に変える」取り組みが検討され、同公園の池をライトアップし、願い事を添える企画を横浜美術大学の学生が発案。身近な公園の存在意義を再認識し、地元愛を育む試みとして実施した。
100円ショップで買ったランプに防水処理を施して池の水面下で光らせ、池の桟橋の手すりや周囲の木々には、来場者に書いてもらった願い事の短冊を飾り付けた。短冊は約800枚、来場者は一晩で約1500人に上るにぎわいを見せた。
地元から「ぜひ継続したい」と声が上がり、今回は上谷本連合町内会が主催する形に。また同美術大など区内6大学の学生ボランティアグループ「青×6(アオロク)」も協力し、ライトを使った工作ワークショップも会場で開く。昨年度から携わる運営メンバーは「より多くの賛同・協力者が得られ、昨年以上に魅力あふれるイベントにしたい」と意気込んでいる。
午後5~8時、小雨決行。問い合わせは事務局にメール(eddybrani@docomo.ne.jp)で。