フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1が11月12日に発表した『2030年までに二酸化炭素の排出量を“事実上の”ゼロにするカーボンニュートラル化を目指す』という計画を称賛し、この計画は正しい価値に基づいた「素晴らしい変革」になると主張している。
F1第20戦ブラジルGPの週末を前に、ベッテルは「決断を下し、変化を起こせる人々が何かを変えようとするのはとても良いことだ」と話した。
「とても野心的な目標だと思うよ。それと同じように、より早く達成できるような目標もたくさん見たい。なぜならこのことは僕たちの時代に必須であり、待っている余裕はないからね」
「間違いなく正しい方に進んでいると思うよ」
ベッテルは、F1がそのエネルギー消費の多さや、燃焼機関の使用によって、環境保護主義者たちから標的にされ得ることは仕方がないと認めている。
「僕たちが愛しているこのスポーツは、モータースポーツと呼ばれている。というのも僕たちのクルマにはエンジンが積まれているからね」
「だからこのことについて非難し、すべては詐欺だという人もなかにはいるかもしれない」
「でも一般的に僕たちは、人々がしていないかもしれないことや、違った方法ですべきだと思うことに重点を置くべきではないと思う」
「僕たちは変化を起こすために、実際に自分たちができることに集中する必要があると思うよ。これは個人としてだけでなく、スポーツとしても考えるべきことだ」
「課題は非常に明確だと思っている。それは僕たちのスポーツをより良くし、ショーをより強化し、僕たちがこれほど長く共有してきた、情熱に基づいた価値観を成長させることだ。それを持続可能なものにしなければいけない」
「それは信じられないほどの挑戦になると思っている。でもさっきも言ったように、もうそういう時代なんだ」