湘南オリーブ、ケーキやせっけんにも 23日からフェスタ

2年前の湘南オリーブフェスタで二宮産のオリーブオイルを楽しむ参加者

 神奈川県二宮町の新たな名産品として注目されるオリーブの魅力を伝えるイベント「湘南オリーブフェスタ」が23、24日、同町山西の「湘南オリーブの郷」で開かれる。オリーブを栽培するまつき農園やユニバーサル農場などの共催で、今年で3回目。オリーブ農園の見学会やオリーブを使った食品の試食会のほか、オリーブ葉のお茶やせっけん、ハーバリウム作りなどにも挑戦できる。オリーブ畑を会場に、水晶でできた楽器クリスタルボウルの演奏会も催される。

 町内では耕作放棄地対策の一環で、2012年ごろからオリーブの栽培が本格化した。地元商店や飲食店なども連携してオリーブを使った商品開発も進め、「二宮ブランド」として名産品化を目指している。

 イベント会場でも、オリーブオイルや新漬けのほか、オリーブ葉のパウダーをまぶしたシフォンケーキなども販売する。オリーブの郷にあるショップ「コルヌー・コピアイ」の松木かをりさんは「オリーブを楽しむ魅力の多様性を知ってほしい」と話している。

 午前10時から午後4時まで。一部のイベントは予約制(有料)で、申し込みはオリーブの郷のホームページから。問い合わせは、コルヌー・コピアイ電話0463(73)8039。 

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