タイトル2冠達成でトミ・マキネン代表も歓喜!|トヨタ GR WRCシーズンエンド取材会

GR WRC2019シーズンエンド取材会

今シーズンはリタイヤが多く、マニュファクチャラーズタイトルの獲得を逃したトヨタだが、「2020年はすべてのタイトル獲得を目指したい」とトヨタ自動車GR統括部モータースポーツ推進室 室長の市川正明氏は来シーズンの意欲を見せた。さらに、最終ラウンドで復活する日本ラウンド ラリージャパンで祝杯を上げるべく、邁進していくと宣言した。

ヤリスに使用した部品で作った記念品を贈呈

GR WRC2019シーズンエンド取材会

チームを率いたマキネン代表へ花束が贈呈され、各ドライバーには青木エンジニアから記念品がプレゼントされた。この記念品は、実際にヤリスWRCのエンジンに使用したピストンとコンロッドを使った特別な品。ちなみにオット・タナック選手にはエンジン番号131番、ヤリ‐マティ・ラトバラ選手には101番、クリス・ミーク選手には132番と各ドライバーにゆかりのある品が贈呈された。

トミ・マキネン代表は最高のチームと絶賛

GR WRC2019シーズンエンド取材会 トミ・マキネン代表

トミ・マキネン代表は、オット・タナク選手のドライバーズタイトルを笑顔で祝福したうえで、今シーズンこのメンバーで戦えたことに感謝を表明した。技術的な問題はあったものの、すべてのコースで最高のパフォーマンスを発揮したヤリスWRCのパフォーマンスは素晴らしかったとコメント。

GR WRC2019シーズンエンド取材会 ヤリ‐マティ・ラトバラ

トヨタ10号車のハンドルを握っていたヤリーマティ・ラトラバ選手は「個人的には厳しいシーズンであったが、昨年のマシンと比較すると大幅にパワーアップした」とヤリスWRCの実力を評価していた。

オット・タナク選手は幼少の頃からの夢が実現!

GR WRC2019シーズンエンド取材会 オット・タナク選手

今シーズン限りでトヨタを離脱するオット・タナク選手に今シーズンを振り替えてもらうと「子どもの頃にテレビで見ていた憧れのトヨタのドライバーを務めるられ夢が叶った。昨シーズンはトラブルなどに見舞われたものの、今年は自身を持って戦い抜くことができた。大きなプレッシャーを乗り越えチャンピオンになれたのは心から嬉しい」と笑顔でコメント。

来シーズンは新たなメンバーで戦うことになるが、今シーズン以上の活躍に期待したい。

【筆者&撮影:MOTA編集部】

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