東名綾瀬スマートIC 供用開始ずれ込み21年に

綾瀬スマートIC

 東名高速道路に整備予定の綾瀬スマートインターチェンジ(IC)=仮称=について、2020年度上半期を予定していた供用開始時期が21年夏ごろにずれ込む見込みとなったことが22日、明らかになった。神奈川県や綾瀬、藤沢市、中日本高速道路などでつくる地区協議会の会合で示された。

 約1年遅れとなる理由は、(1)整備予定地の工場移転と建物撤去が遅れた(2)撤去後の土壌調査で汚染が確認され対策に時間を要した-としている。一方で引き続き最大限努力し、早期開通に向けて工程を精査する方針を確認した。

 また名称については「綾瀬スマートインターチェンジ」を原案とし、綾瀬市が市民に意見を聞いた上で地区協議会を再度開くことを確認した。

 出席した綾瀬市の古塩政由市長は「地元の期待は非常に大きく(遅れは)残念。一日も早い開通を目指し工事を進めていただきたい」と述べた。

© 株式会社神奈川新聞社