藤沢市長選 現職鈴木氏が出馬表明 「五輪のレガシー後世に」

鈴木恒夫氏

 任期満了に伴う藤沢市長選(来年2月9日告示、16日投開票)で、現職の鈴木恒夫氏(69)が22日、3選を目指し無所属で立候補すると正式に表明した。同市長選の出馬表明は、元衆院議員の水戸将史氏(57)に続き2人目。

 同市役所で記者会見した鈴木氏は「藤沢市は子育て世代を中心に10年程度人口増が見込まれる。気力、体力も充実しており、引き続き情熱を持って市政の諸課題に取り組んでいく」と、出馬理由を述べた。

 その上で3期目に向け、「東京五輪セーリング競技の会場に決まったことを契機に、市民のためによりよい形でレガシー(遺産)を残していきたい」と、来年の五輪後を見据えた地域活性化に意欲を示した。

 鈴木氏は同市議を4期務め、県議に転身。県議の5期目途中で臨んだ2012年の市長選で、現職を破り初当選した。

 2期8年で行財政改革や包括的な子育て支援を推進。藤沢駅周辺の再整備では、12月に北口デッキ改修が完了する。

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