夢持ち越し「ここから」  柔道の丸山選手五輪決定ならず

男子66キロ級決勝で敗れ、畳の上に座り込む丸山城志郎選手(手前)=22日午後、大阪市・丸善インテックアリーナ大阪

 夢の東京五輪代表は持ち越し―。22日に大阪市で開かれた柔道のグランドスラム大阪大会、男子66キロ級で準優勝に終わった丸山城志郎選手(26)=ミキハウス、宮崎市出身。ライバル阿部一二三選手(22)=日体大=に決勝で競り負け、ハイレベルな代表争いは来年まで続くことになった。これまでいくつもの敗戦や挫折を経て成長してきた丸山選手。会場で声援を飛ばした家族は「けがを治し、もう一度戦って」と励まし、県内関係者は「気持ちは強い。ここからがスタート」とエールを送った。

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