着物姿で茶道 留学生ら日本文化を体験 長崎・心田庵

着物姿で茶道体験をする留学生=長崎市片淵2丁目、心田庵

 外国人向けの日本文化体験教室が23日、長崎市内であり、中国、韓国、ベトナムの留学生11人が着物姿で一般公開中の市指定史跡「心田庵(しんでんあん)」(片淵2丁目)を訪れ、茶道を楽しんだ。
 県国際交流協会が日本文化を知ってもらい、地域の国際理解も深めようと昨年に続き企画した。
 留学生は、国指定史跡「出島和蘭商館跡」内の着物レンタル店で着付けをしてもらった。心田庵では、かやぶき建物の茶室などで、茶せんを使って抹茶をたて、茶菓子とともに味わった。
 ベトナム人留学生で、長崎総合科学大1年のファム・ティ・ウェンさん(21)は「お茶の作り方が難しかったが、甘い茶菓子と苦いお茶の組み合わせが口に合った」と満喫。活水女子大3年の凌帆さん(20)は「着物体験ができて良かった」と笑顔だった。
 心田庵の一般公開は午前9時~午後5時(入場は午後4時半まで)。入場料は大人310円、高校生以下は無料。12月8日まで。

© 株式会社長崎新聞社