「いい夫婦の日」婚姻届続々 思い出に残る1日に 相模原

「いい夫婦の日」に合わせて、海老名市が用意した背景画像の前で記念撮影する男女=同市役所

 元号が令和に改まってから初の「いい夫婦の日」の22日、神奈川県の相模原・県央エリアの各自治体には多くのカップルが婚姻届の提出に訪れた。同日が大安とも重なったためで、職員は対応に追われながらも新たな門出を祝福した。

 相模原市には、午後3時現在で計96件の婚姻届が出された。前年の同日に比べて倍近くの数といい、中央区の担当者は「いい夫婦の日自体が定着してきていることも大きいと思う」と説明。南区の担当者は「職員総出で迎えたが実際多かった。おめでたいことで喜ばしい」と語った。

 海老名市は、記念日を祝おうと庁内の電子看板を活用。市イメージキャラクター「えび~にゃ」の写真や「#いい夫婦の日」の文字をあしらった画像を背景に写真が撮れるようにした。

 同日婚姻届を提出し、パートナーの女性(25)と記念撮影した男性(29)は「指輪購入時に(店から)11月22日を薦められた。令和元年や大安も重なって、いいと思った。思い出に残る1日になった」と笑顔を見せた。

 午後4時半現在、海老名市には29件(前年同日9件)、厚木市には31件(同23件)の届け出があった。担当者が「平時に1件あるかないか」という愛川町は3件(同1件)と、それぞれ増加傾向だった。

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