流行に左右されない自分だけの魅力の見つけ方
外見と内面は切っても切り離せない関係です。
いつも何気なく選んで身につけているものはどんな心理が働いていて、周りにはどんな印象を与えているのでしょうか。
「流行」というキーワードから考える印象管理と自分だけの魅力の見つけ方を、元CAイメージコンサルタントの筆者がご紹介します。
流行を追う人の心理
流行が気になる心理には「話題に乗って注目されたい」「自信がないからみんなと一緒で安心したい」等があります。
流行は、マスコミやアパレル業界によって消費させる目的で作り出される面も。マーケティングや選挙においてよく使われるバンドワゴン効果ということを聞いた事がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
バンドワゴン効果とは、ある選択をする人が多ければ多いほど、それを選択する人が増える現象のことで、アメリカのハーヴェイ・ライベンシュタインによって提唱されました。
人は個人の判断よりも、多くの人が支持する判断の方が正しいと考えてしまう傾向があり「みんながそう言うならきっと間違いないだろう」「みんなが持っているから自分も欲しい」と思ってしまうのです。
日本人は特に、このバンドワゴン効果に影響されやすく、あらゆる場面でこの効果が使われています。
流行のものが悪いというわけではありませんが、常に流行を追ってしまう人は、なぜ選んでいるのかをいま一度考えてみてください。
人と違って当然!自分だけの魅力の見つけ方
みんなと一緒が良いという理由で流行のものを選んでいるとしたら、なぜ一緒が良いのか?自分だけの魅力は何かについて考えてみてください。
「外見は一番外側の中身」ですので、自分の内面の魅力についてじっくり考える時間を作り、その内面の魅力を目に見える形で相手に伝えていきましょう。
人から褒められることは何か?自分が憧れている人はどんな人?などの答えには、自分の魅力がいっぱい隠されています。
外見的にも内面的にも、人と違う自分はおかしいと思うのか、この世にたった一人しかいない唯一無二の自分なのだから人と違って当然!と思うのか。
違いこそあなたにしかない魅力なのです。まずは自分にしかない大切な宝物を発見して、表現してみましょう。
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望むゴールから自分のスタイルを逆算する
・普段どの様な立場で仕事をするのか
・どの様な場面に行くことが多いか
・相手はどのような方か
これらによっても魅せ方のゴールは変わってきます。
流行というキーワードだけで考えても、色々な印象の与え方があります。
流行を追い求めている人が与える印象は、自分が雰囲気に流されやすいことや、自分の意見を持っていないことを暴露しているというマイナス面もありますし、流行をいち早くキャッチして取り入れることで、時代の流れに敏感で柔軟性があるというプラスの印象を与えることもあります。
常に新しいものに目を向け取り入れていくのか、流行にとらわれず自分のスタイルを一貫するのかは、自分の立場や望むゴールを考え、印象を管理することが大切です。
自分がどういう印象を与えているか周りの人に聞いてみたり、イメージコンサルタントのようなプロにアドバイスを求めるのも新しい発見につながります。
装いは自分の魅力を表現するツール
身に付けるものを選ぶ時は、自分の魅力や求めているものをはっきりさせましょう。
自分が与えたい印象や望むゴールを決めて、そこに到達出来るような力になってくれるものを身につけることが大切です。
流行にばかりとらわれた量産的な人になるのではなく、既にある自分の魅力を良く知り認めることで、賢い流行の楽しみ方や取り入れ方が見えてくるはずです。