年次有給休暇は5週間! ホリデーシーズンの過ごし方 〜フランス編〜

クリスマスに年末年始と、ホリデーシーズンが今年もやってきます。年次有給休暇は5週間、そして、その消化率は100%のフランス。そんなフランスでは、ホリデーシーズンをどのように過ごすのでしょうか? 現地の人たちの声を交えながらお伝えします。

フランス人が長期休暇を取る時期

フランスでホリデーシーズンというと、主に夏の長期休暇と冬のクリスマスを指します。会社勤めをしている人であれば5週間の有給休暇があり(※会社によっては6週間のところも)、6〜9月に2週間程度、クリスマス前後に1週間程度、残りの2週間は祝日などに合わせて、というのが一般的な休暇の取り方です。

夏のバカンス

日本のようにお盆休みというのはないものの、多くの人が夏に長期休暇を取り、南仏のリゾート地や地方都市でのんびり過ごします。

レストランやベーカリー、図書館といった公共機関も長期休暇に入るため「せっかくフランスを訪れたのに、目当てのレストランが営業していない!」なんてことも。7、8月にフランスを訪れる際は、ご注意ください。

フランス人の夏のバカンスの過ごし方は「このままでいいの?日本人〜日本とフランスの休暇、4つの違い〜」をどうぞ!

冬のノエル

ノエル期間は夏のバカンスとは異なり、帰省のため、家族や親戚と過ごすために長期休暇を取ります。キリスト教カトリック派の国なので、25日のノエル(クリスマス当日)は祝日。家族や親戚が集まり、クリスマスを盛大に祝います。

24日のレヴェイヨン・ド・ノエル(クリスマスイブ)、そしてクリスマス当日ともにご馳走を数時間かけて食べながら、おしゃべりをして、のんびり過ごします。イメージ的には、日本のお正月が当地のクリスマスというと、分かりやすいでしょうか? 逆に当地のお正月は静かです。

そして、プレゼント交換もノエルの楽しみのひとつ。家族や親戚ひとりひとりの分を用意するのが本当に大変・・・ではありますが。

フランス人夫妻に訊く、ホリデーシーズンの過ごし方

ファミリーの場合、子どもたちの学校の休みに合わせて、大人も長期休暇を取ります。私たちは子どもが成人しているので、バカンスは好きなときに取れますし、もっぱらふたりで過ごすことが多いですね。

フランス人の長期休暇は、体を休めるというのが前提にあるので、海外に行く場合は最低2週間ほど休暇を取る人がほとんどです。

私たちは1〜2月に2週間ほど、カリブ海にある常夏の美しい島・グアドループで過ごすことが多いです。グアドループはフランス領なので、言語のバリアがありません。「ジット(gîtes)」という家具やキッチン付きのコテージを借りて、ビーチに出かけたり、現地のおいしいものを食べたり、さまざまなアクティビティを楽しみます。

フランス人の長期休暇の過ごし方をもっと詳しく知りたい方は、「フランス人に学べ!暮らすように旅する滞在型の旅行のいいところ」も合わせてどうぞ!

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