レゴ版GT-Rの誕生はドリフト大会がきっかけ
2016年にドバイで開催されたドリフト大会にてGT-Rが世界記録を樹立した。その実力がレゴ関係者の目に留まり、今回のコラボレーションが実現したという。今までレゴでは、フェラーリやマクラーレンなどの世界の名だたるスーパーカーとコラボしてきたが、日本車が選ばれたのはこのGT-Rが初。2019年はGT-Rの誕生から50周年という節目の年。その記念すべき年に、日本の自動車メーカー初のコラボが実現したのだ。
レゴとGT-Rの理念は同じだった
レゴは「作って壊す」の繰り返しで、より大きなモノを作って表現力や想像力を育むブロック玩具である。クルマの開発も同じ様に「作り→崩し→作り変える」という風に進化させていくものという基本的理念が同じなのだという。
ニールス氏は「GT-Rという世界的に人気のスーパーカーをレゴにすることで、世界中の子どもたちに楽しんでもらいたい。そのうえで、モノ作りの楽しさやクリエイティブな力を育んでほしい」とコメント。
GT-R開発責任者の田村氏もご満悦のデキ?!
2014年モデルよりGT-Rの統括責任者を務める田村宏志氏はお気に入りポイントを尋ねられると「フェンダーダクトがしっかりと再現されているなどリアル! カラーリングもGT-Rらしくてカッコいい」と満面の笑みでコメント。続けて、「レゴで遊んだ後はディーラーでホンモノを体感してほしい」とクルマの魅力もしっかりアピール。
ホンモノのGT-Rと比較しよう
ホンモノのGT-RことGT-R NISMO 2020年モデルは、おおよそ9万個以上のパーツで組み上げられているが、レゴ版は298個のパーツで形成されている。加えて車両重量はGT-R NISMOが1720kgに対してたったの193gという軽量ボディだ。レゴ版の航続距離は無限などと、遊び心あふれるスペック表まで発表。
レゴ スピードチャンピオンシリーズ、日産GT-Rニスモ76896は2020年1月リリース予定で、価格はオープン。