ウイリアムズのリザーブドライバーを務めるニコラス・ラティフィは、2020年の計画を明らかにしていない。FIA-F2には参戦しないと主張しているラティフィだが、彼にはウイリアムズのシートを獲得する可能性があると多くの人々が信じている。
ダムスからF2に参戦しているラティフィは、シーズン序盤ではドライバーズランキングのトップに立っていた。しかし今週末の最終戦アブダビを前に、ニック・デ・フリース(ART)にタイトルを奪われてしまった。
「タイトルを失ったソチで落胆したのは確かだよ」とラティフィは語った。
「今からは2位の座を維持していく。ニックとARTは今年素晴らしい仕事をしたから、タイトルにとてもふさわしいよ。だから僕の目標は2位の座を守ることだ」
アブダビでのレース結果にかかわらず、ラティフィには2020年に向けてF1のスーパーライセンスが発行される。ラティフィは今年、ウイリアムズからフリー走行1回目に6度参加し、F1での経験を積んでいる。
「僕は事実上すでにスーパーライセンスを持っているようなものだ」
「実物は持っていないけれど、でも決して目標はスーパーライセンスを取得することではなかった。できる限り上位でフィニッシュすることが目標だったんだ」
誰もがラティフィはジョージ・ラッセルのチームメイトになると予測している一方で、ラティフィ自身ははこの件について口を閉ざしている。しかしラテフィがF2参戦の可能性を退けたしたことが、間接的にウイリアムズ入りをほのめかしていることになるかもしれない。
「来年についてはまだ何も確定していることはない。F2については、以前から今年が最後の年になる予定だった」
「このシーズンに入って、これが最後の年になると分かっていた。結果が良かろうが悪かろうがね。だから良いシーズンになって嬉しいよ。来年の計画がどうなるかを考えていかなければならない」