水沢林太郎☆ドラマ「俺の話は長い」で演じる少し変わった中学生役が話題

水沢林太郎☆ドラマ「俺の話は長い」で演じる少し変わった中学生役が話題

話題のドラマに多数出演している水沢林太郎が登場! 現在放送中の「俺の話は長い」(日本テレビ系)では、岸辺家&秋葉家の人たちを翻弄(ほんろう)する高平陸を演じている水沢に、役作りや現場の様子、趣味などプライベートについても聞いた。

──自己紹介代わりに好きなことを教えてください。

「ギターを始めて1年くらいなんですけど、だいぶ弾けるようになりました。動画を見て、弾き方とかコードの位置を押さえて独学でやってきた感じですね。きっかけは、菅田将暉さんの『さよならエレジー』が好きで弾けるようになりたくて、それはちゃんときれいに弾けるようになりました。弾かないと指がなまっちゃうんで、とりあえず毎日触るようにはしています」

──ギターでの目標はあるんですか?

「僕の中で、目標は『さよならエレジー』を弾けた時点で終わっています(笑)。あとは難しいコードが出てくる曲を選んだりとかですね。今は人前で見せることも考えていないし、そういう役をいつかやりたいなとは思っているんですけど。最近は難しいアルペジオをようやくできるようになってきたので、バラードも弾いてみたいなと思います」

──ドラマ「俺の話は長い」で水沢さんが演じている陸は、何を考えているか分からない不思議なキャラクターですが、どんなイメージで演じていますか?

「周りにいないしイメージも湧かなかったので(笑)、監督と話しました。『かき乱さないといけない』と言われたので、“かき乱す”というキーワードは常に持っています。陸が現れたら岸辺家が変になるような感じ。春海(清原果耶)の不登校の原因も陸だし、その不登校で家族も乱れるし。陸が光司さん(安田顕)と連絡先を交換したことでもやっぱり乱れたから。そういうふうに家族をうまい具合にバラバラにさせないといけないのかなと思っています。でも本当にバラバラになると駄目なので、いい意味のぐちゃぐちゃバラバラ感を出せたらなと思います。かき乱すことで岸辺一家がギュッとまとまればいいのかなって」

──水沢さんご自身が陸に似ていると思うところはありますか?

「僕も普段は眼鏡を掛けているので、“雰囲気が似ているな”と思ったりします。あと、実は僕もたまに不可思議な行動をするらしいので(笑)。よく分からないんですけど、周りの人から言われるんです。だからそういう部分に関しては似ているのかな」

──主演の生田斗真さんをはじめ、共演者の皆さん演技派ぞろいですが、現場の雰囲気はどうですか?。

「楽しいし、勉強になることが本当に多いです。監督に言われたことはまだ完璧にはできないこともありますけど、絶対にやってやろうと毎回思っています。でも、できている気はしないですね。まだまだだし、お芝居を見てもらっているという感覚なので。それを評価される時もあるし、指導をしていただける時もあるので」

──どんなことを指導されるんですか?

「初めてのスタジオでの撮影の日、自分が普段絶対にできることが、なぜか撮影の時に急にできなくなってしまって。『できないなら練習しなさい』と言われて、そこから練習するようにしたんです。ドアを開けるシーンとか、何かやりながらセリフを話すシーンとか、『そういうところは練習しろ』って。僕、“監督の中島(悟)さんに指導していただいたことをやれば大丈夫だろう”と思っているところがあるので、これからもやりたいなって思います」

──今年は俳優のお仕事をたくさん経験されましたけど、あらためて、俳優業の楽しさはどんなところにありますか?

「いろんな作品を経験して、共演者の方と話す時が一番楽しいですね。初めましての方がほとんどなので、その方がどんな作品に出られていたか調べるんです。僕、人の裏話を聞くのが大好きで、そればっかり聞くんですよ(笑)。(現在公開中の映画)『ブラック校則』もそうだし、『俺の話は長い』でも監督さんに“こんなことをやっていた”という話を聞いて、それがほんとに面白くて! そういう部分でもやっていて楽しいなって思います。共演者の方と現場でちゃんと話せる関係でいたいので、そのためにもいろんな人の話を聞きます」

──MEN’S NON-NOのモデルオーディションで準グランプリを獲得したことで、今後はレギュラーモデルとしてのお仕事も加わりますね。

「もともとモデルがやりたくてこの業界に入ったので、ようやく!という感じです。俳優は俳優で面白さがあるけど、モデルとしての面白さも楽しみたいです。いろんな洋服を着られるっていうのが今からほんとに楽しみです! 僕、洋服が好きなんで!」

──憧れや目標にしている人はいますか?

「僕が勝手に思っていることなんですけど、目標を立てると“その人のような人”にしかならないのかなって。結局、目標にしている人のまねをすることになるので、それはちょっと違うのかなって自分の中では思っているので、特に作らないようにしています。自分は自分のやりたいようにやりたいですね」

──では、「こんな人になりたい」というイメージみたいなものはありますか?

「主役よりも横にいる人たちの方が重要なときもあるので、かなり重要度の高いサブをやってみたいです。いつか主演もやってみたいんですけど、主演をうまく言いくるめるようなサブの方っているじゃないですか、そんなふうになりたいなと思います」

──最後に、今後やってみたい役柄があったら教えてください。

「やってみたい役柄は、鑑識です! 『相棒』や『科捜研の女』など、僕は刑事ものが好きなので。鑑識が見ていて一番面白いなって思うんです。一番ヒントに近い職業で、調べようと思えばいくらでも調べられるし、そこに魅力があるのかなと。あの、数字が書いてある三角のやつを事件現場に置いてみたいんです! ひもで死体があった場所を囲うやつとか、足に袋をつけて毛髪を取るとか、指紋を採るとか、UVライトで照らしてみたいです!」

【プロフィール】


水沢林太郎(みずさわ りんたろう)
2003年2月5日埼玉県生まれ。水瓶座。B型。MEN’S NON-NO専属モデル。ドラマ「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)で俳優デビュー。以降、「グッドワイフ」(TBS系)、「リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~」(テレビ東京系)など話題作に多数出演。現在公開中の映画「ブラック校則」にも出演中。

【作品情報】


「俺の話は長い」
11月30日 日本テレビ系
土曜 午後10:00~10:54

実家に寄生している、無職でヘンクツの天才・岸辺満(生田斗真)の姿を通し、家族の生き方を描くホームコメディー。ある日、満は母の房枝(原田美枝子)が檀野(長谷川初範)の運転で父の墓参りを済ませたこと知ってしまい…。他1本。

【プレゼント】


サイン入り生写真を2名様にプレゼント!

ハガキでの応募方法は「TVガイド」12/6号(P120)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://zasshi.tv/category/TVG

取材・文/依知川亜希子 撮影/蓮尾美智子 スタイリング/本田博仁

© 株式会社東京ニュース通信社