先日トッテナム・ホットスパーの監督に就任したジョゼ・モウリーニョ。初戦でウェストハムを3-2で撃破し、白星スタートを切ることに成功している。
デル・アリの見事な粘りのパスから決まったルーカスのゴールも話題になった。
モウリーニョ監督といえば、時にユニークな記者会見のコメントが飛び出すことでも有名。『Planet Football』がセレクションした「名言」を紹介しよう。
「ハリー・ポッターではない」
――レアル・マドリーでの初指揮となった試合、マジョルカ戦でスコアレスドローに終わった後
ジョゼ・モウリーニョ 「見てくれ、私はコーチだ。ハリー・ポッターではない。
あれは魔法であるが、これは現実の中のこと。魔法はない。魔法はフィクションであり、サッカーは現実である」
対ラニエリ
――2008年、クラウディオ・ラニエリから批判を受けたことに応答して
ジョゼ・モウリーニョ 「私は何ヶ月もの間1日に5時間イタリア語を学んできた。選手たちやメディア、ファンとコミュニケーションを取れるようにだ。
ラニエリはイングランドで5年間生きているが、まだ『グッドモーニング』や『グッドアフタヌーン』を言うにも苦戦していたね」
毛布
――2007年、怪我人の続出時に
ジョゼ・モウリーニョ 「ベッドよりもかなり小さい毛布を持っているようなものだね。上半身を温めようと毛布を引き上げると、足が出てしまう。
より大きい毛布を買うことはできない。スーパーマーケットは閉まっているからね。
とはいえ、私は満足しているんだ。毛布がカシミアだからね。普通のものじゃない」
「ホッケーか?」
――アーセナルとトッテナムのノースロンドンダービーが5-4で終わったことについて
ジョゼ・モウリーニョ 「サッカーのスコアではないな。ホッケーの結果だ。
練習ではしばしば3対3のミニゲームをやるわけだが、スコアが5-4になったら選手をドレッシングルームに送るよ。
なぜなら、それはまともに守れていないことを意味するからだ」
「今はまだ裏切り者がNo.1だ」
――マンチェスター・ユナイテッド就任後、チェルシーファンの批判に対して
ジョゼ・モウリーニョ 「チェルシーが4回のプレミアリーグ優勝を与えてくれる誰かを手に入れた時、私はNo.2になる。
今はまだ、『ユダ』(裏切り者)がNo.1だ」
「ライカールトは信じられなかった」
――2005年、CLでバルセロナに敗れた後に
ジョゼ・モウリーニョ 「フランク・ライカールト(当時バルセロナ監督)がハーフタイムにレフェリーの控室に入っていったのを見た時、私は信じられなかったね。
ただ、ディディエ・ドログバが退場させられた時には驚かなかったが」
「サッカーよりも鳥」
――2006年、優勝争いでのプレッシャーについて聞かれて
ジョゼ・モウリーニョ 「プレッシャー?プレッシャーなどないよ。あるとしたら鳥インフルエンザがプレッシャーだ。
笑ったね。しかし私は真剣だ。サッカーのことよりも、鳥のことを心配している」
「IQテストを…」
――リカルド・カルヴァーリョが試合に出場できなかったことに不満を述べた際に
ジョゼ・モウリーニョ 「リカルド・カルヴァーリョは物事の理解に問題を抱えているように見えるね。
おそらく、彼はIQテストを受けるべきだ。あるいは精神科やその種の場所に行くかだね」
「大統領に電話する?」
――ガーナの記者に「アブラモヴィッチに電話して状況を聞くか?」と質問されて
ジョゼ・モウリーニョ 「君はガーナの大統領に電話するかい?」
「私はスペシャル・ワンだ」
――チェルシー就任後初の記者会見で
ジョゼ・モウリーニョ 「我々はトッププレーヤーを持っている。そして、傲慢に聞こえたら申し訳ないが、我々は最高の監督を手に入れた。
私を傲慢であると言わないで欲しい。しかし、自分は欧州の王者であり、『スペシャル・ワン』だと思っている」