ソフトバンク野球教室 高橋礼、釜元選手らが指導 長崎県内の小学生250人参加

高橋礼投手に見守られて「ストラックアウト」に挑む子どもたち=大村市野球場

 プロ野球ソフトバンクの野球教室が23日、大村市野球場で行われ、子どもたちが憧れの選手たちから指導を受け、野球の楽しさを味わった。

 「ベースボールキッズ2019」と題して、九州・山口の8県10会場で同時開催(沖縄は30日に実施)。大村には西陵高出身の釜元豪外野手、波佐見高出身の松田遼馬投手をはじめ、今月の「プレミア12」で優勝した日本代表の高橋礼投手ら5人が訪れ、長崎県内の小学生約250人を指導した。

 参加者は5グループに分かれ、走塁や守備、的にボールを当てる「ストラックアウト」などを体験。選手たちは「スローイングは腕でなく、足を動かして投げよう」「集中してボールをよく見て」などとアドバイスしていた。

 釜元選手は打撃を担当。豪快なスイングを披露すると、大きな歓声が上がった。諫早レッズの陣ノ内大雅君(11)=富の原小5年=は「釜元選手にナイススイングと言ってもらってうれしかった。将来はホークスの選手になるのが夢」と目を輝かせた。

 子どもたちの生き生きした表情に選手たちも元気をもらった様子。今季86試合に出場して、4本塁打を放った釜元選手は「打撃の好不調の波を小さくして、シーズンを通して1軍で出られるようにする」、自己最多の51試合に登板した松田投手は「チームの勝利に一つでも多く貢献していきたい」と来季のさらなる活躍を誓っていた。

子どもたちに豪快なスイングを見せる釜元選手=大村市野球場

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