大切な赤ちゃんを守るために…ママのための「ベビー防災」のココロエ(滋賀県) ピースマム2019年12月号

大切な赤ちゃんを守るために、ママはどうしたらいい?

滋賀県大津市を中心に「ベビー防災」を広めているナーシングクリエイトの押栗先生にお聞きしました!

■地震が発生!そのときどうする?

ママが赤ちゃんに覆いかぶさって、「ダンゴムシのポーズ」をとります。

幼稚園児くらいになったら、自分でダンゴムシのポーズができるように教えてあげましょう。

布団や大判のふろしきなどをかぶるとなお安全です。

☆☆災害時のために日常からできること・・・・

災害時に突然覆いかぶさるとパニックになる子もいるかもしれないので、

普段から大きな布で「いないいないばあ」をして遊ぶなど、遊びの中に取り入れておくことをおススメします。

大判のふろしきは赤ちゃんをおんぶして避難する時にも役立ちます。

■避難することを考え、次の行動を!

マンションの場合は、まず玄関ドアを開けましょう。

家の中が危険と感じたら、避難所へ移動しましょう。

避難できる動線が確保できたら、子どもたちとはぐれないように、赤ちゃんを抱っこして、お兄ちゃん・お姉ちゃんをおんぶしましょう。

ベビーカーは、がれきの中では動きにくいことも。抱っこひもで移動しましょう!

☆☆災害時のために日常からできること・・・・

割れたガラスで足をけがすることもるので、ベッドの近くにスリッパを置くようにしましょう。

地域の第一避難所、学区の避難場所がどこか、HPや自治会館などで調べておくと安心です。

押栗さんは、ママと赤ちゃんのための防災グッズ「ベビー防災包括セット」も販売されています。被災したママに聞いた本当に必要なものをセットにしたそうです。

アルミブランケットはかぶることで保温できます。

子どもと一緒に遊びながら体験しておくといいですよ。

押栗さんは「災害時、赤ちゃんのケアも必要ですが、赤ちゃんよりも恐怖を感じるお兄ちゃんお姉ちゃんの心のケアも忘れないで。『心配ないよ。ママはここにいるよ』と声を掛け、抱きしめてあげましょう。

子どもと一緒に避難すると、どうしても子どものことが中心になりますが、子どもを守るためにも、ママの命を守ることも大切です。ママの心と体のケアを忘れないでほしいです」と話します。

ピースマムでは、ママと家族のための「防災チェックシート」を作りました。

こちらからダウンロードして活用してくださいね♪

https://www.peace-mom.net/images/pdf/pmom48_bousai_check.pdf

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