サンガ・中田監督が退任へ J1昇格ならず体制見直し、エンゲルスコーチも

中田一三氏

 サッカーJ2の京都サンガFCの中田一三(いちぞう)監督(46)と、ゲルト・エンゲルスコーチ(62)が、契約満了で退任することが27日、分かった。今季は8位でJ1参入プレーオフを逃しており、府立京都スタジアムに本拠地を移す来季に向けて、指導体制を見直すことになった。

 中田氏は三重県出身。四日市中央工業高で全国高校選手権の優勝に貢献し、横浜フリューゲルスなどでプレーした。現役引退後は東海社会人リーグFC伊勢志摩の総監督などを務め、今季からサンガの監督に就任。昨季は過去最低の19位に低迷したチームを立て直して一時は首位争いを演じたが、後半に失速した。

 エンゲルス氏はドイツ出身。2000年から03年にサンガのヘッドコーチ、監督を務め、02年シーズンの天皇杯で優勝に導いた。今季から再びサンガで指導していた。

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