「ヤングシナリオ大賞」大賞は中村允俊さんの「パニックコマーシャル」に決定

坂元裕二氏ら人気脚本家を輩出してきたフジテレビのシナリオコンクール「第31回フジテレビヤングシナリオ大賞」の受賞作品が発表され、28歳の会社員・中村允俊さんの「パニックコマーシャル」が大賞に選ばれた。

大賞に選ばれた中村さんは「20歳まで脚本家になりたくて賞に応募したけれどずっとダメで。もうダメかなと思って、今回やっと大賞をもらって、ここから頑張っていきたいです」と喜び、「これからは実力が試されるので、やるしかないという気持ち。ジャンル問わずにたくさん書いて、ネット拡散で世界にも届くようなドラマを作りたい」と意気込んだ。

これまで書いた長編の数は「20本くらい。中学時代に小説を書くのが好きで、そこから大学で演劇と出会い、作・演出をし、映画も撮るようになった。独学ではあるけれど、2年くらい脚本の学校に行っていました」と経歴を明かした。起用したい俳優については「堺雅人さん。僕も演劇をやっていたので、舞台で面白い俳優さんが好き。その方々がドラマで生きていくのは見ていても面白いから」と話した。

なお、佳作には上田迅さんの「藁の上の禿頭」、四反田凛太さんの「東京まではあと何歩」、遠藤大輔さんの「ヒトノカケラ」が選ばれた。

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