酒気帯びで事故、市職員を懲戒免職 駐車場で缶ビール3本

秦野市役所

 秦野市は28日、酒気帯び運転で物損事故を起こしたとして、市環境資源対策課技能主査の男性職員(54)を同日付で懲戒免職処分にした、と発表した。

 市人事課によると、男性職員は17日夜、伊勢原市岡崎の県道で、酒気を帯びた状態で軽乗用車を運転。丁字路交差点を右折しようとしたが曲がりきれず、歩道に乗り上げてガードレールと電柱に衝突した。伊勢原署は道交法違反(酒気帯び運転)容疑で調べている。

 同課によると、男性職員はこの日は休日で、市内の病院に入院する家族を見舞った後、病院の駐車場で500ミリリットルの缶ビール3本を飲み、帰宅する途中だった。秦野市の聞き取りに対し、男性職員は「(家族の)病状が良くなく、車内で飲んでしまった」「気持ちが落ち込み、頭がいっぱいになってしまった」などと説明している。

 市は28日、監督責任を問い、上司に当たる環境産業部長、環境資源対策課長、課長代理の3人を訓告処分とした。

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