シーズン開幕からおおよそ3ヶ月が経過し、各リーグも3分の1程度を消化した。
様々なクラブの立場も明らかになりつつあるなか、そろそろデータも出てきている。今回は『Whoscored』から、一試合平均のタックル成功数が多い選手をランキング化してみた。対象は5大リーグ(イングランド、ドイツ、スペイン、イタリア、フランス)の選手だ。
10位:ジウ・ディアス(モナコ/FW)
平均タックル成功数:4.2回
ついにモナコでレギュラーに定着したジウ・ディアス。ポルトガルのU-21代表に入っていたアタッカーは、2015年に加入してから様々なクラブにローン移籍していた。
今季はモナコですでに10試合出場。サイドを主戦場としつつも守備面での貢献もデータに現れているぞ。
9位:エドゥアルド・カマヴィンガ(レンヌ/MF)
平均タックル成功数:4.3回
レンヌで今季大ブレイクを果たしている17歳の超新星カマヴィンガ。ここまで12試合に出場しており、完全な中心選手となっている。
彼は今季1試合平均4.3回のタックルを成功させており、その高い守備能力を証明している。ビッグクラブに狙われることも納得だ。
8位:ラファエル・フラムベルガー(アウグスブルク/DF)
平均タックル成功数:4.3回
まだ4試合(360分)の出場であるが、1試合平均の換算で4.3回タックルを成功させている24歳のフラムベルガー。
これまでほとんど出場機会を得られなかった遅咲きの選手であるが、この守備面での成長は注目に値するはず。
7位:ハビブ・マイガ(メス/MF)
平均タックル成功数:4.4回
リーグアンで18位と苦しい戦いを余儀なくされているメスであるが、その中盤でプレーしているハビブ・マイガはタックル数で欧州最高クラスの数値を叩き出しているようだ。
彼はここまで13試合(1131分)出場しており、マン・オブ・ザ・マッチも1回獲得。平均タックル成功数は4.4回だった。
5位:ジェローム・ゴンドルフ(フライブルク/MF)
平均タックル成功数:4.5回
試合出場数がまだ2(122分)なのでなんとも評価しにくいところではあるが、フライブルクに所属している31歳のベテランMFゴンドルフがランクインした。
クラブは現在4位とかなり好調だが、彼が出場したのは開幕からの2試合のみ。それ以降は全くプレー機会がない。平均タックル成功数は4.5回と素晴らしい数字だが…。
5位:リカルド・ペレイラ(レスター/DF)
平均タックル成功数:4.5回
好調レスターのサイドバックを務めているポルトガル人DFリカルド・ペレイラが平均タックル成功数4.5回を叩き出した。
これまで13試合(1170分)に出場しており、非常に高いレベルのプレーを見せている。「過小評価されている選手」ランキングでも常連だ。
2位:アーロン・ワンビサカ(マンチェスター・ユナイテッド/DF)
平均タックル成功数:5回
プレミアリーグの2位はワンビサカであった。クリスタル・パレスからマンチェスター・ユナイテッドにやってきて右サイドバックに定着。守備面では素晴らしいプレーを見せている。
11試合(981分)のプレーで平均タックル成功数は5回。チームは苦しい戦いとなっているが、彼は一定の評価を獲得している。
2位:セバスティアン・クリストフォロ(フィオレンティーナ/MF)
平均タックル成功数:5回
まだ1試合しか出場していないのでボーナスと考えたほうがいいだろうか。ウルグアイ人MFクリストフォロは、先日のエラス・ヴェローナ戦で初スタメンを飾り、フル出場した。
この試合でチームは0-1で敗れているものの、彼自身は9回のタックルを敢行して5回成功させている。なんともウルグアイ人らしい尖ったスタッツだ。
2位:クアディオ・コネ(トゥールーズ/MF)
平均タックル成功数:5回
昌子源のチームメイトである18歳のクアディオ・コネ。今季2試合しか出場していないが、どちらもフル出場した。今注目の守備的MFである。
1試合平均のタックル成功数は5回で、非常に優れた数字を残している。彼もカマヴィンガとともに注目の新星ボランチだろう。
1位:ウィルフレッド・エンディディ(レスター/MF)
平均タックル成功数:5.1回
好調レスターのナイジェリア代表MFエンディディが今季これまでのタックル王だった。ビッグクラブも注目するというその守備能力、そして攻撃に絡んでいく積極性までも武器となる。
5大リーグの全員で最も多くの平均タックル成功数を誇っており、しかもタックルを試みた数も平均6.9回なので勝率も高い。