断水原因は「水道管の破損」 本牧ふ頭、復旧見通し立たず

本牧ふ頭B突堤

 横浜港・本牧ふ頭B突堤(横浜市中区)で28日起きた断水について、市水道局は29日、岸壁の下に設置していた水道管が破損して漏水していたと発表した。

 市は来週をめどに仮設の配管を敷設する予定だが、本格的な復旧の見通しは立っていないという。本牧ふ頭内では過去にも漏水が多発しており、市港湾局など関係機関と協議し、抜本的な対策も検討する。

 市水道局によると、水道管は直径20センチの鋼管で、岸壁下の空間にぶら下げた状態で設置。職員が調査した際、水道管の取り付け金具の一部がなくなっており、水道管が約30メートルにわたりぶら下がった状態で破断し、漏水していた。横浜港埠頭会社によると、断水は一部の岸壁の船舶給水施設でも発生している。

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