「女性に興味あった」 インターン女子大生の個人情報を撮影した市職員を停職3カ月

大和市役所

 大和市は29日、個人情報を無断でスマートフォンで撮影したとして、総務部管財課の男性主事(32)を停職3カ月の懲戒処分にした。

 市によると、男性主事は2017年3月、在籍していた市選挙管理委員会事務局のパソコンから選挙人名簿検索システムにアクセスし、女性職員の個人情報を自分のスマートフォンで撮影、保存した。18年3月にも、前年のインターンシップに参加した女子大生3人のエントリーシートを撮影した。

 匿名の告発状が18年8月に市長宛てに届いて発覚。市は市個人情報保護条例違反の疑いで男性主事を刑事告発し、男性主事は罰金50万円の略式命令を受けた。市によると、男性主事は「女性に興味があった」などと説明している。

 また市は29日、教育部指導室の男性室長(54)を戒告の懲戒処分にした。男性室長は今年8月、市内の学校に寄せられた相談内容を以前の同僚に電話で明かした。市によると、男性室長は「雑談だった」と説明している。

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