米陸軍キャンプ座間(座間、相模原市)に隣接する建物内の調度品が、米軍のヘリコプターから吹き下ろされた強風で床に落ちて壊れたとみられる問題で、米陸軍が防衛省南関東防衛局に対し、「被害の原因だと証明できる警察の検証がない限り、いかなる対応もしかねる」と説明していることが29日、分かった。
一方、調度品を所有する男性は相模原南署に相談しており、米陸軍に対して謝罪と損害賠償を求めることを決めた。
同局が29日、男性の会社を訪れ、米陸軍の説明を伝えた。
同局によると、米陸軍は、調度品が床に落ちた10月28日午後3時25分ごろに建物近くをヘリコプターが飛行していたこと自体は認めたが、対応については警察の検証が必要との見解を示した。これに対し、同局は当時の飛行状況の詳細な説明を求めた。