ローマ教皇、芳名録に記帳 平和への祈りを呼びかけ

教皇フランシスコが芳名録に記帳した平和を願うメッセージ=長崎市、長崎原爆資料館

 長崎市は29日、ローマ教皇フランシスコが24日に長崎市を訪れた際、長崎原爆資料館(平野町)の芳名録に署名し、平和を願うメッセージを記していたことを明らかにした。
 メッセージはイタリア語。「この資料館を訪れる全ての方々にお願いします。平和のために祈ってください」と呼び掛け「決して破壊があってはなりません、決して戦争があってはなりません!」と訴えている。
 市が事前にカトリック長崎大司教区に芳名録を預けて記帳を依頼していた。教皇は長崎大司教館(橋口町)で休憩中にメッセージを記したという。
 市は29日、原爆資料館で開催中の企画展の展示品に芳名録を追加した。

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