企業のブース 学生がお手伝い 佐世保・わくわーくフェス

地元企業の商品について説明を受け理解を深める学生(右)=佐世保市島瀬町、親和銀行本店前

 地元企業が出展したブースの仕事を学生が手伝う祭り「させぼわくわーくフェスティバル」が11月30日、長崎県佐世保市中心部の三ケ町・四ケ町アーケードや新港町のさせぼ五番街などで開かれた。企業と学生が互いの理解を深め、来場した市民らも楽しんだ。
 市内の企業や学生らでつくる実行委が主催。学生と企業が一緒にお祭りを開催し、企業を身近に知ってもらうことで学生の地元就職につなげようと初めて企画した。市内と近郊の34企業が、飲食物の販売や企業PRの展示などのブースを出展。長崎大や長崎県立大、長崎国際大の学生約30人が手伝いで参加した。
 大和製菓の菓子販売を手伝った野田璃子さん(19)は「佐世保で作られているお菓子だと知らなかった。販売は難しいけど、楽しい」と笑顔を見せた。実行委の河口憲一郎副委員長(47)は「地元愛が増して、佐世保で就職する人が一人でも増えてくれたら、うれしい」と話した。

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