野外彫刻をライトアップする「箱根ナイトミュージアム」が29日夕、彫刻の森美術館(箱根町二ノ平)で始まった。彫刻作品約60点を暗闇に浮かび上がらせ、日中とは異なる表情を演出している。来年1月5日まで。
3回目となる企画で、「光のアーティスト」として活躍する高橋匡太さん(49)が手掛けた。今回は奥の緑陰広場までエリアを拡大。ステンドグラスの塔「幸せをよぶシンフォニー彫刻」(高さ18メートル)が光を放ち、音楽との“競演”も楽しめる。
エリアや作品ごとに色が変わるちょうちんが貸し出され、来場者も点灯風景の一部となる。高橋さんは「塔をライトアップすることで外から見る美しさも新たに引き出せた」と話している。
平塚市の小学2年生、片山芽依さん(8)は「彫刻が照らされているのを見るのは初めて。不思議な光景できれい」と笑顔を見せていた。
ライトアップは午後4時45分から同6時(入館は同5時15分)まで。入館料は大人1600円など。問い合わせは、同館電話0460(82)1161。