佐世保市のハウステンボス（HTB）にあるハウステンボス美術館で、「東西美の巨匠展」が開かれ、来館者は芸術の秋を満喫している。1月6日まで。
愁いを帯びた作風でパリの景色を描いたユトリロの世界的コレクターで、土地開発事業を手掛ける八木英司さん＝神奈川県在住＝が収集した88点を展示している。
円山応挙の猛虎図、雪舟の水墨画、東山魁夷の日本画、ユトリロの風景画、ルノワールの肖像画、ピカソの版画などが並ぶ。ショパン直筆の楽譜もある。来館者は、一流の作品を熱心に楽しんでいる。愛知県蒲郡市の会社役員、竹内知恵子さん（71）は「作家の個性が出ている。見ていて落ち着く」と話した。
