新ラジオ体感は「妄想ラジオ」で

名古屋の民放ラジオ5局を30分ずつリレー形式でつなぐ特別番組が、11月24日に放送された（19:00～21:30）。番組のテーマは「妄想ラジオ」。“めくるめく妄想の世界にリスナーを誘う新体感ラジオプログラム”と銘打ち、コメンテーターには野生爆弾のくっきー！を迎えた。

リレーのアンカー、東海ラジオからの放送では、まず「超簡単プロアナ実況クイズ」が行われた。プロ野球実況を担当しているスポーツアナウンサーが、ある映像を見ながら即興で実況するのを聴いて、それがどんな映像なのか想像（妄想）するという企画。

実況の中では「青空、運動場、お年寄り、ほのぼの、木づち、ボール」などの単語が登場し、答えは「ゲートボール」とわかるのだが、青空の下、後ろに山が見える広場で、高齢者たちがゲートボールに興じる様子がよく伝わってくる。実況アナウンサーの技量がわかる内容だった。

続く「妄想ミュージック」では、くっきー！が所属するバンド、ジュニーハイの「ジュニーハイ・ラプソディ」を聴きながら、妄想を繰り広げるというもの。くっきー！はこのバンドでベースを担当しており、1stフルアルバムが11月27日にリリース。また、お笑いライブは「チャンネル～旗揚げ公演ネタ7本」を、12月5日になんばグランド花月で開催する。

ラジオは、数あるメディアの中でも、特に、想像と妄想を掻き立てることに長けていると言われている。「声」と「音」で感じるメディアである。今回の特別番組が、その特性を再認識する機会になったことだろう。

※放送情報は変更となる場合があります。