先輩キャンパーが教えてくれた「このアイテム最高なんです!」BEST5【ソトレシピ・千秋広太郎さん編】 先輩キャンパーイチオシのキャンプアイテムを教えてもらう当連載。第3回目は、好きが高じてキャンプ料理専門のレシピサイト 「ソトレシピ」を立ち上げた千秋広太郎さん。年間キャンプ日数50日以上、料理好きパパキャンパーの愛用品を拝見です!

今回アイテムを紹介してくれる、「ソトレシピ」の千秋広太郎さん

先輩キャンパーに愛用アイテムを紹介してもらう連載企画第3回目は、キャンプ料理レシピサイト『ソトレシピ』を手掛ける、千秋広太郎さん。

キャンプデビュー当初、オシャレで美味しそうなダッチオーブンレシピに出会えなかったことがきっかけで、キャンパー目線のレシピサイトを考案。現在、ソトレシピシェフたちによる300種類の“簡単でオシャレ”なレシピを公開しています。

ソトレシピを作った背景はもうひとつあって、僕はとにかく食材の買い忘れ・家への置き忘れが多く、友人からのクレームが多々ありまして……(笑)。

それで、レシピに加えて買出しリスト機能を作りました。使う食材をLINEやメールに送信できて、仲間にも共有できる。これで、脱・忘れ物になるはず!

キャンプにハマって早6年。当初は友人としっぽり楽しむスタイルでしたが、5歳の女の子と2歳の男の子のパパになった現在は、2~3家族集まってワイワイする機会も増え、キャンプ道具に対する選び方に変化があったそう。

道具を買うときに見ているポイントは、コンパクトになること。キャンプの人数が多いと道具が増えて、かさばりがちなので。

あと、職業柄イベントに出展して料理をふるまうことも多いので、大人数で使えることも重要なポイントです。

さて、そんな公私ともにキャンプ料理を楽しむ千秋さんのベストアイテムとは?

① 見映え100点満点な万能フライパン

エルシッド「パエリアパン」

この大きさがお気に入りの、パエリア用のフライパンです。パエリアなら10~15人は余裕でいけますね。

他にも焼きそばを作ったり、豪快に肉やソーセージを焼いたり。アルミホイルをかければ、炊き込み料理もできます。

上の写真は、とあるイベントで作ったという「ザリガニ・パエリア」。一見、ぎょっとする見た目ですが、北欧でザリガニはポピュラーな食材。エビとカニの中間のような味で、いいお出汁が出てすごく美味しいんだとか。

持ち手が熱くなりにくいのもポイント。調理からサーブまでスムーズにしてくれます。

②キャンプの暑さは“マキタのアレ”で解消

マキタ「充電式ファン&充電式ラジオ」

電動工具を扱う人気メーカー「マキタ」。じつはライトやコーヒーメーカーなど、キャンプにも便利なアイテムを展開しているのをご存知でしょうか?

最近キャンプで大活躍しているのが、マキタの扇風機とスピーカーにもなるラジオ。どちらも充電式で、同じバッテリーで動かすことができるリチウムイオンバッテリーシリーズです。

扇風機はCAMP HACKの記事で存在を知り「暑い時期のキャンプにいいじゃん!」と思って購入しました。テーブルに置いたり、車中でも使えるのでとても重宝しています。

ポータブル扇風機というと、電池式のものはよく見かけますが、これは充電式なのでパワーも申し分なし。首振り機能、風量調整機能も付き、状況に応じてかなりいい仕事をしてくれます。

充電式ラジオは、スピーカー兼モバイルバッテリーとしても機能。BluetoothでiPhoneから音楽を流したり、スマホやUSB充電式のヘッドライトなどを充電したりもできます。

日頃のキャンプでも使っていますが、職業柄、主宰するイベントで音楽を流したり、マイクを繋げて司会をするシチュエーションもあるので、そういった場面でも便利。それに、災害時にも役立ちますね。

③楽しい食卓に欠かせない広々タープ

ノルディスク「ヴォス14」

以前使っていたタープは、コットンとポリエステルの混紡だったので、重さとかさばる点が気になってしまい……。その結果、ポリエステルの「ヴォス14」に変えることに。

食卓となるスペースも広いし、何より軽くて収納したときも小さい。僕の場合、焚き火の近くで使いたいわけではなかったので、ここは軽さとコンパクトさを優先しました。

重さは1,150g。タープで1kgちょっとは軽いクラスですね。収納時は非常にコンパクトで、幕モノにありがちな“重くてかさばる”問題をクリアしています。

最近はテントサイトの色味をなるべくアースカラーで統一しているので、この絶妙なベージュも決め手でした。ちなみに、テントはノルディスクの「レイサ6」。どちらも色を合わせています。

④燃料式ランタンを卒業して買ったLEDライト

プリズム「クレイモアULTRA+ Lサイズ」

これまでは灯油式のランタンを愛用していた千秋さん。あることがきっかけで、LEDライトに大転換したそう。

今まではペトロマックスのHK500を愛用していたんですが、扱いが難しく、毎回大変だなと感じていて……。

それで、いっそLEDライトにしようと思ってアウトドアショップで見つけたが、「クレイモアULTRA+ Lサイズ」でした。

スマートフォンほどのサイズ感ながら、明かりは最大2700ルーメンと申し分なし。メインライトとして充分活躍する明るさです。USBケーブルを繋げば、スマホの充電もOK。バッテリーとしても使える便利モノ!

うまいこと車のパーツに掛けられたので、オートキャンプのときはこの方法でよく使います。車が近くに停められないときは、ランタンハンガーで。

あと、灯油ランタンを使ったからこそ実感しますが、子どものヤケド防止対策としてもLEDにしてよかったです。安心して使えます。

⑤あらゆるシーンで使える優秀テーブル

ペレグリン・ファニチャー「トータス スタンド」

テントサイトはアースカラーを基調にしている千秋さん。ウッドテーブルも、そのひとつ。

あるときは子どもたちのテーブル、またあるときは大人のサイドテーブル、クーラーボックススタンド、踏み台として、とにかく色々な用途で使えます。どんなスタイルのキャンプでも大活躍しているアイテムです。

板と板をはめ込むだけというシンプルな作りですが、80kgまでカバーする丈夫さも持ち併せているので、大型のクーラーボックスを乗せてもなんのその!

持ち運ぶときは、片手でひょいっと。かさ張りがちなテーブルも、組み立て式なら非常にコンパクト。さらに多用途に使えるとくれば、キャンプ時の荷物軽減にも効果てきめんです!

こだわりの5つのアイテムを紹介してくれた千秋さんが、最後に“とっておきのギア”を紹介してくれました。

【+αのお気に入りギア】ひとめぼれした30年モノの4WD

トヨタ「ランドクルーザー60」

千秋さんの愛車は、1989年生まれのランドクルーザー。最初はハイエースを探しにキャンプハックで見つけたハイエース・ランクル専門店「フレックス・ドリーム」へ行ったそうですが、ハイエースの隣りにあった、この車を発見! ひとめぼれしてしまったんだとか。

気に入っているところはたくさんありますが、いくつか挙げるとすれば、トランクの扉がガバッと開いて下側が作業台になったり、座れたりするとこ。それに荷物の出し入れもしやすくて便利。

見た目以上にたくさん積めるので、何かと荷物が多いファミリーキャンパーの頼もしい相棒です。

ちなみに、この車体カラーに合わせて、キャンプチェアもグリーンにしたそう。ときに車もキャンプ風景に加わる、大事なキャンプギアのひとつですからね。

キャンプ料理が断然ラクになる試みを始めました

千秋さんが手掛ける『ソトレシピ』では、キャンプ料理の楽しさをもっともっと広めるべく、アウトドア業界初となる試みをスタート。その名も、「ソトレシピミールキット」。本格的なキャンプ料理を作りたい。でも、意外と手間のかかる買い出しと下準備。

そこで、必要な食材はカット済みで、作り方のレシピも同梱されているという、なんとも至れり尽くせりな便利キットをイトーヨーカドーとタッグを組んでリリース。さらに、調味料までも計量されているため、誰が作ってもプロ並みの味を再現できるなんて、革命的ではないでしょうか……!

キャンプ料理を楽しみたいけど、忙しくて時間がない人、料理がニガテという人は、ぜひ活用してみてください。そして、「いつも何作ろうか悩むな~」というキャンパーさんは、ソトレシピのオシャレで簡単なレシピの数々を要チェック。作りたいレシピがきっと見つかるはずです。

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