昨年度ジオツアー 2014年度の3.5倍2994人 島原半島

 世界ジオパークの島原半島でジオパークの自然や文化を楽しむ「ジオツアー」について、県は3日、昨年度の実施件数と参加者数がそれぞれ63件、2994人だったと明らかにした。県総合計画(2016~20年度)の基準年とした14年度の45件、859人から増加し、参加者数は3.5倍だった。
 山本由夫議員(自民・県民会議)の質問に宮崎浩善環境部長が答えた。
 自治体などが主催し、島原半島観光連盟が認定ガイドを派遣している有料ジオツアーの集計。県によると、認定ガイドは現在31人。ツアー参加者の増加について、県自然環境課は「ジオツアーの概念が地域に浸透してきた。昨年、世界ジオパークに再認定され、ニーズも高まっている」と分析している。
 県などは今後、インバウンド対策のため、多言語の解説板を整備する方針。

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