平成から令和へ。時代の節目に記録された
AV監督による、ふるさとの人々との対話30人、3時間20分。
あの炎上したあいちトリエンナーレ2019で、静かに発表されたAV監督・カンパニー松尾の長編ドキュメンタリー『A DAY IN THE AICHI』が、劇場版に再編集され、2020年1月4日(土)にLOFT9 Shibuyaにて先行上映会開催決定。前売りチケット発売中、イベント詳細はこちらをチェック。
カンパニー松尾 コメント
今作は、あいちトリエンナーレ2019 映像プラグラム用に撮りおろした4時間5分のドキュメンタリー『A DAY IN THE AICHI』を追加&短縮しながら再編集したものです。
もともとあいちトリエンナーレの話は、2018年冬、映像プログラムキュレーターの杉原さんから「”情の時代”というテーマで 新作を撮って欲しい」と依頼があり、芸術監督 津田大介さんのステートメントを読み、思うところもあって、AV監督の僕でいいのかなと思いながら話を進めました。
もともと僕は愛知県春日井市の出身で、高校まであいちで育ちました。
ただ、実際、あいちを知ったのは、高校を卒業し、テレビマンを目指し上京し、
うっかりAV監督になってからで、それは、あいちの常識が東京で通じなかったり、東京での生活が長くなり、逆にあいちに違和感を感じたり色々でした。
そんな地元に愛着と恩返しの気持ちもあり、撮影を準備しました。
今回、 ”情の時代”と聞いてまず思い浮かんだのは、僕が知るあいちの人たちでした。さらにこの機会を利用して、本業のAV撮影では会えない人に会って、話を聞こうと思いました。
テーマは色々。
正式な撮影は、2019年の5月から始まり、あいちトリエンナーレが開幕した8月上旬まで行い、その後、9月末にあいちの会場で4回上映して終わるはずでした(その間の炎上騒動は、卑怯ですが、知らんふりして編集を急ぎました)。
しかし、またまた思うところがあり、今回、短縮版を作り、自主公開することにしました。思うところは秘密ですが、そんなに大したことではありません。
ただ、名指しで申し訳ないのですが、東海テレビの阿武野プロデュサー、土方ディレクター、伏原ディレクターに取材させていただいたので、東海テレビ制作の劇場版最新作『さよならテレビ』や大ヒット作『人生フルーツ』の副読本として読める部分はあります。あと、タイトル通りですが、“あいち”をテーマに撮っているので、舞台はあいちであり、その地に身を置く人々が登場します。
大いなる田舎、文化不毛と言われるあいちの実像や気質もちらちら映ってます。
で、結局、尺は3時間超あります。途中1回休憩を挟んでの上映です。
(酒でも飲みながら)リラックスしてご覧ください。